おもやいっこ › 2015年04月
2015年04月13日
巣箱の中で完熟した生はちみつを食卓へ
国際食品規格でつくる国産生はちみつ
とろけるような自然の甘みと豊かなかおりをもつ豊川の榎本はちみつベリーファームの生はちみつ。自給率6%前後という国産はちみつの中でも特に稀少な生はちみつです。
「なるべく自然のままでと思っているので、いっさい火を入れず、巣箱の中で完熟させ、国際食品規格を基準にしています。ろ過しすぎず、花粉の味も大切にしています」と代表の榎本佐和子さん。

笑顔が素敵な代表の榎本佐和子さん
健康志向、地産地消など「こだわりの食」に関心のある人たちの間で評判です。
採蜜時期の、色・味・香りをそのままに
榎本さんが養蜂を始めるきっかけになったのは、ご主人の趣味だった養蜂。わが家のはちみつはおいしいと思い、調べていくうちに養蜂家の道を歩んでいたそうです。


「はちみつは地域性の高いもので環境が異なれば味が違います。地元の直売所にだすと“なつかしい味”と喜ばれ、時期によって、百花蜜(いくつもの花から採れたはちみつ)らしいさまざまな味覚を楽しんでいただいてます」と榎本さん。はちみつの品質向上やミツバチの蜜源確保にも努めています。



榎本はちみつベリーファームのはちみつは6月以降にお店に並びます
【取材を終えて・・・ 小坂井センター 大津直美】
「好きってスゴイ!」これは私が所属する小坂井センターの今年の決意表明です。こんかい「おもやいっこ第4号」の取材をさせていただいた榎本佐和子さんは「好き!」のパワーを職業に活かしている方という印象を受けました。穏やかに優しい口調の方ですが、語られる内容には、パッションが溢れていました。
今回の取材では特別に防護用のフードのついた帽子を被らせてもらい、巣箱も間近で見せていただくなど貴重な体験をさせていただきました。
「もっとお話を聴きたい」、「もっと、もっと」と質問が止まらず、取材時間が90分近くにもなってしまいました。

ミツバチの巣箱見学は初体験。まずは準備を。
日本で販売されているはちみつの中で【国産生はちみつ】というもののシェアは僅か数%だそうです。榎本さんはそれを生産販売している数%のうちの1人です。数%しかいないのはやはり手間がかかるからですが、「なぜ生産しているのか?」と質問したところ、
「美味しいから」と即答でした。美味しいと聞くと味見をしたくなる私ですが、残念ながらこの時期は採蜜の時期ではなく、また店頭に並んでいる期間は短いそうで、秋にはなくなってしまうとのことでした。(採蜜、出荷は夏だそうです)味見ができずにほんとに残念に思いました。
榎本はちみつベリーファームさんでは、はちみつ以外にも、ベリー類、小麦、さつまいも、マーマレード等、季節ごとのおいしいものを丁寧に作っていらっしゃいます。時期になると収穫体験の募集もあるそうです。
実は、この取材前に、あるイベントで偶然、榎本さんの農園の小麦で作られたパンケーキを食べたのですが、巷で流行しているものとは異なる食感...(もちもちとして小麦が香る美味しいパンケーキでした。)そこに、美味しいイチゴが添えられていたのですが、なんとそのイチゴは私がヤクルトをお届けしているお客さまが生産しているイチゴ!!ご近所の“ファーマーママ”の連携がしっかりとれた美味しいパンケーキでした。
異なる農産物であっても、お互いに良い影響を受合っているのだと感じました。
榎本さんは「生産地の御津町に花畑が増えて欲しい」と言ってました。いろいろな花がいっぱい咲き誇れば、より良質なはちみつもできそうだし、私たちも楽しい気持ちになりますよね。榎本さんの活動が広く知れ渡り、賛同者が増え、願いが叶ってほしいと思います。

この取材で、私が働いている東三河ヤクルトという会社が地域と環がる「おもやいっこ」に懸ける想いを今までよりも強く感じましたし、共感もできました。また、実際に取材をしてくださったプラネッツの記者さんの取材力の素晴らしさにも感動し、お客さまとの会話に活かせるかも!?と良いヒントも得ました。今回は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
とろけるような自然の甘みと豊かなかおりをもつ豊川の榎本はちみつベリーファームの生はちみつ。自給率6%前後という国産はちみつの中でも特に稀少な生はちみつです。
「なるべく自然のままでと思っているので、いっさい火を入れず、巣箱の中で完熟させ、国際食品規格を基準にしています。ろ過しすぎず、花粉の味も大切にしています」と代表の榎本佐和子さん。
笑顔が素敵な代表の榎本佐和子さん
健康志向、地産地消など「こだわりの食」に関心のある人たちの間で評判です。
採蜜時期の、色・味・香りをそのままに
榎本さんが養蜂を始めるきっかけになったのは、ご主人の趣味だった養蜂。わが家のはちみつはおいしいと思い、調べていくうちに養蜂家の道を歩んでいたそうです。

「はちみつは地域性の高いもので環境が異なれば味が違います。地元の直売所にだすと“なつかしい味”と喜ばれ、時期によって、百花蜜(いくつもの花から採れたはちみつ)らしいさまざまな味覚を楽しんでいただいてます」と榎本さん。はちみつの品質向上やミツバチの蜜源確保にも努めています。


榎本はちみつベリーファームのはちみつは6月以降にお店に並びます
【取材を終えて・・・ 小坂井センター 大津直美】
「好きってスゴイ!」これは私が所属する小坂井センターの今年の決意表明です。こんかい「おもやいっこ第4号」の取材をさせていただいた榎本佐和子さんは「好き!」のパワーを職業に活かしている方という印象を受けました。穏やかに優しい口調の方ですが、語られる内容には、パッションが溢れていました。
今回の取材では特別に防護用のフードのついた帽子を被らせてもらい、巣箱も間近で見せていただくなど貴重な体験をさせていただきました。
「もっとお話を聴きたい」、「もっと、もっと」と質問が止まらず、取材時間が90分近くにもなってしまいました。
ミツバチの巣箱見学は初体験。まずは準備を。
日本で販売されているはちみつの中で【国産生はちみつ】というもののシェアは僅か数%だそうです。榎本さんはそれを生産販売している数%のうちの1人です。数%しかいないのはやはり手間がかかるからですが、「なぜ生産しているのか?」と質問したところ、
「美味しいから」と即答でした。美味しいと聞くと味見をしたくなる私ですが、残念ながらこの時期は採蜜の時期ではなく、また店頭に並んでいる期間は短いそうで、秋にはなくなってしまうとのことでした。(採蜜、出荷は夏だそうです)味見ができずにほんとに残念に思いました。
榎本はちみつベリーファームさんでは、はちみつ以外にも、ベリー類、小麦、さつまいも、マーマレード等、季節ごとのおいしいものを丁寧に作っていらっしゃいます。時期になると収穫体験の募集もあるそうです。
実は、この取材前に、あるイベントで偶然、榎本さんの農園の小麦で作られたパンケーキを食べたのですが、巷で流行しているものとは異なる食感...(もちもちとして小麦が香る美味しいパンケーキでした。)そこに、美味しいイチゴが添えられていたのですが、なんとそのイチゴは私がヤクルトをお届けしているお客さまが生産しているイチゴ!!ご近所の“ファーマーママ”の連携がしっかりとれた美味しいパンケーキでした。
異なる農産物であっても、お互いに良い影響を受合っているのだと感じました。
榎本さんは「生産地の御津町に花畑が増えて欲しい」と言ってました。いろいろな花がいっぱい咲き誇れば、より良質なはちみつもできそうだし、私たちも楽しい気持ちになりますよね。榎本さんの活動が広く知れ渡り、賛同者が増え、願いが叶ってほしいと思います。

この取材で、私が働いている東三河ヤクルトという会社が地域と環がる「おもやいっこ」に懸ける想いを今までよりも強く感じましたし、共感もできました。また、実際に取材をしてくださったプラネッツの記者さんの取材力の素晴らしさにも感動し、お客さまとの会話に活かせるかも!?と良いヒントも得ました。今回は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
2015年04月13日
羽根井校区で13年続く「土曜ひろば」
地域の大人たちで地域の子どもたちを育てる
羽根井校区で13年続く「土曜ひろば」
学校が週5日制になった平成14年、TVやゲームづけになりがちな休日の子どもたちを家から引っ張りだそうと始まった「土曜ひろば」。
会場は、土曜日の羽根井小学校と市民館。羽根井校区の大人たちがそれぞれの特技を生かして講師となり、18の講座を開催。学校と地域の人たちの協力を得て、子ども同士が、また子どもと大人が触れあえる場として、13年続いています。
現在、羽根井小学校461名のうち約200名が参加。さらに毎回、約70名ものボランティアの大人たちが、さまざまな形で携わっています。和太鼓、クッキング、草笛・指笛と、講座内容もバラエティに富み、その成果を披露する発表会もおこなっています。


▲全学年の児童みんなで、協力しながら楽しく学び、楽しく遊んでいます。
「一生懸命やっている姿は感動します。子供たちの力ってすごいなと思いますね」と“「土曜ひろば」を企画運営しているしている羽根井ふれあい推進委員会の天野紀久代さん。

▲推進委員長の天野さん
「子どもの居場所をつくり、よい人間関係をつくっていきたい」と、スタート時からの変わらぬ思いで取り組んでいます。
【取材を終えて・・・ 花中センター 鈴木弘美】
3月10日、羽根井小学校でおこなわれている「土曜ひろば」の発起人のひとりでもある天野紀久代さんにお話をお伺いさせていただきました。
羽根井小学校の「土曜ひろば」は隔週の土曜日におこなわれており、天野さんは現在はふれあい推進委員会の委員長をやっているそうです。
私のお客様の中にも羽根井小に通っている子がいて、土曜日にお届けに行って、「今日はお子さんは?」と訊くと「土曜ひろばに行っているよ」という方が何人かいます。なんとなくは知っていましが、今回お話を聴いて初めて詳しく知りました。天野さんのお話によると、講座は18ほどもあり、各講座の講師の方を含め羽根井在住の方を中心に約70名もの多くの大人の方が協力し、そのすべてがボランティアで成り立っていること。

▲行事のあとには地域のボランティアの方が豚汁などを作ってくれることもあります。
また、土曜日だけでなく、春休みや夏休みのプール、毎週月・水・金の長い放課にも学校に出向いて児童たちと接していることにはとても驚きました。
「土曜ひろば」の活動は学年別で分けていないため、1年生から6年生までの繋がりができますし、ボランティアの方々と接することで地域の方との交流もでき、核家族が多い今、子供たちが年配の方と接する機会も得られるとても良い活だと思いました。
自分の子供と関係のある事ならまだしも、自身のお子さんは大きくなっているのに、土曜日に子供たちを家から連れ出すきっかけを作ろうと行動を起こす。ものすごく労力がいることなのに十数年前から継続して続けている天野さんは本当にすごいと思います。
「家ではテレビやゲームばかりで、子供同士が集まってもみんなでゲーム、親もスマホをいじっている。。。。」そんな話が出た時、我が家も一緒だと思い、恥ずかしく心も痛かったです。「土曜ひろば」の開催にPTAの協力もあるそうですが、保護者の中にはこれがあることでPTAを引き受けるのを拒む方がいるというお話をお聴きしました。

▲天野さんはとっても気さくな方で、取材中は終始なごやかでした
「自分たちの子供のために行われている事に、預けるだけ預けて協力を渋る。。。今のお母さんたちは仕事もしていて忙しいから仕方のないことだけれど。。。」とはおっしゃっていましたが、私も積極的に参加するほうではないので、考え方を改めさせられました。
帰り際、「親御さんたちに土曜ひろばの活動を見てもらえば、もっとすすんで協力してもらえるのでは?そういう機会を設けるのもいいいね」という話になり、「そうだよね。そうできるように考えてみなくっちゃ」と、やる気に満ちたイキイキとした笑顔が、とても印象的でした。大変だという思いより、人のためにという事を優先し、積極的に取り組む姿はとても魅力的で、私もそんな人になれたらいいなぁと思いました。
羽根井校区で13年続く「土曜ひろば」
学校が週5日制になった平成14年、TVやゲームづけになりがちな休日の子どもたちを家から引っ張りだそうと始まった「土曜ひろば」。
会場は、土曜日の羽根井小学校と市民館。羽根井校区の大人たちがそれぞれの特技を生かして講師となり、18の講座を開催。学校と地域の人たちの協力を得て、子ども同士が、また子どもと大人が触れあえる場として、13年続いています。
現在、羽根井小学校461名のうち約200名が参加。さらに毎回、約70名ものボランティアの大人たちが、さまざまな形で携わっています。和太鼓、クッキング、草笛・指笛と、講座内容もバラエティに富み、その成果を披露する発表会もおこなっています。
▲全学年の児童みんなで、協力しながら楽しく学び、楽しく遊んでいます。
「一生懸命やっている姿は感動します。子供たちの力ってすごいなと思いますね」と“「土曜ひろば」を企画運営しているしている羽根井ふれあい推進委員会の天野紀久代さん。
▲推進委員長の天野さん
「子どもの居場所をつくり、よい人間関係をつくっていきたい」と、スタート時からの変わらぬ思いで取り組んでいます。
【取材を終えて・・・ 花中センター 鈴木弘美】
3月10日、羽根井小学校でおこなわれている「土曜ひろば」の発起人のひとりでもある天野紀久代さんにお話をお伺いさせていただきました。
羽根井小学校の「土曜ひろば」は隔週の土曜日におこなわれており、天野さんは現在はふれあい推進委員会の委員長をやっているそうです。
私のお客様の中にも羽根井小に通っている子がいて、土曜日にお届けに行って、「今日はお子さんは?」と訊くと「土曜ひろばに行っているよ」という方が何人かいます。なんとなくは知っていましが、今回お話を聴いて初めて詳しく知りました。天野さんのお話によると、講座は18ほどもあり、各講座の講師の方を含め羽根井在住の方を中心に約70名もの多くの大人の方が協力し、そのすべてがボランティアで成り立っていること。
▲行事のあとには地域のボランティアの方が豚汁などを作ってくれることもあります。
また、土曜日だけでなく、春休みや夏休みのプール、毎週月・水・金の長い放課にも学校に出向いて児童たちと接していることにはとても驚きました。
「土曜ひろば」の活動は学年別で分けていないため、1年生から6年生までの繋がりができますし、ボランティアの方々と接することで地域の方との交流もでき、核家族が多い今、子供たちが年配の方と接する機会も得られるとても良い活だと思いました。
自分の子供と関係のある事ならまだしも、自身のお子さんは大きくなっているのに、土曜日に子供たちを家から連れ出すきっかけを作ろうと行動を起こす。ものすごく労力がいることなのに十数年前から継続して続けている天野さんは本当にすごいと思います。
「家ではテレビやゲームばかりで、子供同士が集まってもみんなでゲーム、親もスマホをいじっている。。。。」そんな話が出た時、我が家も一緒だと思い、恥ずかしく心も痛かったです。「土曜ひろば」の開催にPTAの協力もあるそうですが、保護者の中にはこれがあることでPTAを引き受けるのを拒む方がいるというお話をお聴きしました。

▲天野さんはとっても気さくな方で、取材中は終始なごやかでした
「自分たちの子供のために行われている事に、預けるだけ預けて協力を渋る。。。今のお母さんたちは仕事もしていて忙しいから仕方のないことだけれど。。。」とはおっしゃっていましたが、私も積極的に参加するほうではないので、考え方を改めさせられました。
帰り際、「親御さんたちに土曜ひろばの活動を見てもらえば、もっとすすんで協力してもらえるのでは?そういう機会を設けるのもいいいね」という話になり、「そうだよね。そうできるように考えてみなくっちゃ」と、やる気に満ちたイキイキとした笑顔が、とても印象的でした。大変だという思いより、人のためにという事を優先し、積極的に取り組む姿はとても魅力的で、私もそんな人になれたらいいなぁと思いました。