おもやいっこ › 2014年12月

2014年12月16日

無農薬・無化学肥料でお茶づくり ごとう製茶

●無理だといわれた無農薬栽培に挑む



ごとう製茶の後藤元則さんは3代目。昭和2年、静岡のお茶農家の次男だった後藤さんの祖父は、お茶栽培を行うために豊橋市小島町に入植し、お茶栽培を始めたのがごとう製茶のスタート。

父親の代には、お茶のビニール栽培を先駆けて行い、品評会で数々の賞に輝くお茶を作ってきました。

後藤さんが、無農薬栽培の可能性を研究し、実験的に始めたのが30年前。試行錯誤を繰り返しながら2008年に全茶園を無農薬無化学肥料栽培にしました。


●香りと品質を追求した紅茶作りを

今、豊橋ブランドを作ろうと取り組んでいるのが、国産和紅茶の豊橋紅茶。
昭和30年ごろ、豊橋では紅茶が盛んに作られていましたがいったん途絶え、近年、ごとう製茶で再び作り始めました。

紅茶づくりは4代目を継ぐ息子さんがまかされています。
豊橋紅茶は、渋み成分のタンニンが少なく、まろやかな味。さらに特徴的なものを作ろうと、香りと品質を追求して開発中。お茶づくりへの情熱と「食」へのこだわりが、親から子へと続いています。


▲取材にお応えいただいた後藤元則さんと奥さま


【 インタビューを終えて・・・  二川宿センター 竹内美幸 】

11月10日、秋晴れの中、豊橋市の小島町にある「ごとう製茶」さんへ取材にお伺いいたしました。

緊張していた私ですが、取材に協力していただいた豊橋百儂人のひとりでもあるご主人の後藤元則さんは無農薬で緑茶や、豊橋紅茶を生産されている方です。当日は奥様とともにとても温かくお話をしてくださいました。

 私はお茶の栽培の仕方はもちろん、農薬のことなど全くの素人で、資料を読んだり、実際にお話を聴かせていただくまでは1つのお茶が製品として出来上がるまでの苦労など全然分かりませんでした。(実は自分の家では麦茶を飲んでました(笑))

 後藤さんの話では無農薬でのお茶の栽培では、害虫の退治にも苦労しているそうです。お茶の葉を護るために、1つ1つ見て回り、自分の手で退治するのはもちろん、クモなども害虫の駆除に役立っているそうです。当日はてんとう虫を見つけました(アブラ虫を退治してくれる戦力です)




 いろいろなお話を教えていただきながら、お茶畑を案内していただきました。私が一番ビックリしたのは、お茶の葉を植えてある土がフカフカのじゅうたんみたいに柔らかかったことです。後藤さんのお話によると、山は人間の手入れがなくても自らの葉や枝で半年経つと腐葉土ができるそうです。

ごとう製茶さんの茶畑も化学肥料ではなく、自然の森や林のように茶の葉や枝を落とし、良質の腐葉土を作るそうです。
これこそが、植物由来の堆肥でできた土なんだと実感!しました。

 “安全・安心”という無農薬のお茶!栽培の手間はとてもかかるけど、それを飲んで“香りも良いし、おいしい”と言っていただけるお茶!!(私もぜひ飲んでみたいと思いました)
 
ごとう製茶さんでは毎年7月20日から9月20日にかけて紅茶づくり体験をおこなっているそうです。後藤さんのお人柄もあってリピーターも多く、口コミで広がり、今年も100名を超える方が、遠くは東京や兵庫からも参加されました。

 ごとう製茶さんで作られる“無農薬のお茶”は現在はインターネットでの販売が主流だそうですが、豊橋市内でも何ヵ所か“ごとうさんの無農薬の紅茶”が飲めるお店があるそうです。今度、センターの仲間たちとぜひ行ってみたいと思います。

とても穏やかで優しい人柄の後藤元則さん、奥様。とても詳しく、分かりやすく教えていただきありがとうございました。私たちの仕事もお客さまのお口に入る「食品」を扱っています。私もお客さまに喜んで飲んでいただけるように“安全・安心”の気持ちをもって商品をお届したいと思います。


▲収穫まじかの茶畑。芽吹いた時が一番きれい
  

Posted by おもやいっこ at 08:48Comments(0)ふるさと応援団 !!

2014年12月16日

新城軽トラ市「のんほいルロット」

地域の人たちみんなで取り組み今年で5年。新城軽トラ市「のんほいルロット」

日本三大軽トラ市の一つとして注目され、全国から大勢の視察団が来る新城軽トラ市「のんほいルロット」。

毎月第4日曜日、新城中央通り商店街と亀姫大通りに、野菜や果物、海産物などを荷台に載せた軽トラなどがずらりと並びます。出店数は、毎回70台前後。3000人ほどの人たちが訪れます。




軽トラ市開催のきっかけは、10年前、新城市と市民が半分ずつ出資してつくったまちづくり会社の設立。さまざまな活動の中で岩手県の軽トラ市を知り、新城でもできるのではないかと考え、スタートさせました。
1年かけて地元の人たちの理解を得、新城市と新城市商工会と市民が一丸となって取り組みました。

「たくさんの人たちに向けて商売できることは楽しい。軽トラ市の時には店を開ける商店が増えてきました」と森一洋さん。

物が行き交うだけでなく、情報も行き交い、ますますにぎやかになっています。来年11月には新城で、全国軽トラ市が開催されます。


▲お話をうかがった新城軽トラ市「のんほいルロット」リーダーの森一洋さん



 【 取材を終えて・・・ 新城センター 山内悠衣 】 

11月19日、日本三大軽トラ市と言われる新城市の「のんほいルロット」の取材のため、現在、のんほいルロット実行委員会のリーダーとして精力的に活動されている森一洋さんにお話をお伺いさせていただきました。

森さんのお話によると軽トラ市は、「街づくり」、「街おこし」のために始めたそうで1から仲間の皆さんで考えていったそうです。当初は苦労などをいろいろされたようで、商店街の道路を使用するための周辺地域の方々の理解と協力をいただくには何度もお話し合いをしたそうです。今では地域の支えがあり、とても大きな軽トラ市にまでなりました。



 どこの街でも街おこしや地域の活性化などに対して同じような悩みをもっているようで新城の商店街はこの軽トラ市が活性化に繋がっています。軽トラ市がおこなわれている時に今までは閉めていたお店を開く方々も増えてきました。今では他の県からも視察にこられる方が多くみられるそうで全国的にも注目を受けていると感じました。

 私は新城に住んでいるので、軽トラ市が開催されているのは知っていたのですが、実は今まで行ったことがありませんでした。今回取材させていただいた森さんから「11月はいろいろなイベントを開催するよ」と伺ったので、11月23日に家族で行ってみました。

 当日の軽トラ市では来場されるお客さまも多く賑やかで、ゆるキャラの「のんすけくん」がクリスマスバージョンになって迎えてくれていました。(娘がなかなか離れてくれませんでした(笑))キッズダンスなどの子どもが楽しめるイベントもやっていて、家族で楽しんできました。




 来年は全国軽トラ市を新城市で開催されるとのことです。ぜひ来てみて下さい。

 私は、今回の取材を通して地域の方々との環がりが大切だとすごく感じました。出店されている方も地域の方との会話を楽しんでいるようで、こういった環がりが活気のある軽トラ市になっているのだなぁと思いました。

 私もお客さまとの環がりを大切にし、お話をさせていただいて、お客さまのことをもっと知り、私自身もいろいろな勉強をすることでお客さまとの信頼を築いていきたいです。  

Posted by おもやいっこ at 08:48Comments(0)のんほいフォーカス