おもやいっこ › 2016年04月
2016年04月11日
居土畑さんを取材して
今回私がお邪魔した居土畑(いどばた)さんは、本当に明るい美男美女のご夫婦で、自然栽培を実践している農家さんでした。お二人とも笑顔が素敵な方々でした。
有機農業に熱い思いを持っていらして、居土畑という名前も「“畑”で“土”と共にそこに“居る”事がとても大切な時間」と考え、付けたそうです。
私と年が変わらないのに、お子さんが元気に楽しく育っていくことを強く願い、体に入れる野菜を“作る”というのではなく、出来る限り自然に即し、野菜が自然の中で育つお手伝いをすることが有機農業とおっしゃり、様々な活動をされている方々でした。
子どもを持つ同じ親として、私たちが知らない現状を教えていただき、本当に勉強になりました。
今、市場で売られている種は、消毒処理をされているものが大半だそうです。なので、種から自分たちで作ろうと強く思い、実践されています。
お二人が野菜を作っている畑を見せていただいたのですが、「ここです」と言われて指さされた所は一見、畑というより草原のような所でした。
ですが、それこそが自然栽培だったのです。
最低限に草を取り、自然な所でその時育つ旬な野菜を作り、出来た種を自分たちで採る。ごくシンプルな作業に思いますが、日本はそのシンプルな作業がされていないことにビックリしました。
また、今、畑で出来る種は、雌株がほとんどだそうです。どんなものでもそうですが、雄株がなければ野菜はできません。そんな自然変異の問題もある中、夢を持ち、信念を持っている竹田夫妻に会い、とても刺激を受けました。
私たちがやっているお仕事も、お客さまの体が元気になってほしくて活動していますので、竹田夫妻が願っている事と思いは同じだと思いました。
これからの竹田夫妻の活躍を楽しみにしています。
是非「つちのいち」に行って、お二人の作った野菜を食べてみたいと思いました。
稲荷センター 川畑 智恵
<おまけ画像>
自然栽培の畑ですので、畝から離れた所で自由に大きくなった野菜。
(大根に見えますが、イタリア産の野菜だそうです)
わかりますか?草と同化していますね。
2016年04月11日
アイスタイルデザインさんを取材して
2月10日 季刊誌『おもやいっこ』の取材のため、アイスタイルデザインの村井ゆかりさんにお話をうかがいました。
唐突ですが、『食の6次産業化』という言葉をみなさんはご存知ですか?私は今回初めて耳にした言葉でした。
普段、私たちが何気なく口にしている野菜や果物...スーパーへ行けば誰でも簡単に手に入れることができますよね。しかし、その市場に出回っている商品は、農家さんからしてみると、ほんのごく一部だそうです。需要の過多やキズがあったり、大きすぎ小さすぎなど、商品として店頭に並ぶことなく、破棄しなければならないものが多いのが現実だそうです。
農業者の方々が、手間をかけ、丁寧に生産しながらも市場に出せなかった農作物。これらを、加工し、お客さまに“地元の食”として知っていただき、販売にも業務展開している経営形態を『食の6次産業化』というそうです。

今回、取材させていただいた村井さんは、本業はデザイナーでありながら1人の農家さんとの出会いがきっかけで6次産業に目を向けるようになったそうです。何を商品化するにも、ロゴだったり、パッケージが必要で、そのデザインのお手伝いができればと思い、スタートしたとのことでした。そんな中で農家さんの現状を知り、現実を1人でも多くの方々に伝えたいという想いで、年に4回「滴」という冊子を発行しています。
今日、お話を伺っただけで村井さんの東三河地域への想い、農業者たちを応援したい という強い気持ちが伝わってきました。‘地域の役に立ちたい’と、言葉では簡単に発することはできますが、実際に行動することはとてもエネルギーがいることだと思います。
村井さんは自らが勉強し、野菜ソムリエの資格を取得したり、自分の足で農家さんへ出向き、力を貸しているそうでとても感銘を受けました。
今後、食卓に並ぶ野菜を見て、口にした時、今日うかがったお話が頭をよぎると思います。食に対するありがたみと美味しさをより一層感じられると思います。
いろいろなお話をお聴かせくださり、ありがとうこざいました。
▼季節誌「しずく」2016年春号

普段、私たちが何気なく口にしている野菜や果物...スーパーへ行けば誰でも簡単に手に入れることができますよね。しかし、その市場に出回っている商品は、農家さんからしてみると、ほんのごく一部だそうです。需要の過多やキズがあったり、大きすぎ小さすぎなど、商品として店頭に並ぶことなく、破棄しなければならないものが多いのが現実だそうです。
農業者の方々が、手間をかけ、丁寧に生産しながらも市場に出せなかった農作物。これらを、加工し、お客さまに“地元の食”として知っていただき、販売にも業務展開している経営形態を『食の6次産業化』というそうです。

今回、取材させていただいた村井さんは、本業はデザイナーでありながら1人の農家さんとの出会いがきっかけで6次産業に目を向けるようになったそうです。何を商品化するにも、ロゴだったり、パッケージが必要で、そのデザインのお手伝いができればと思い、スタートしたとのことでした。そんな中で農家さんの現状を知り、現実を1人でも多くの方々に伝えたいという想いで、年に4回「滴」という冊子を発行しています。
今日、お話を伺っただけで村井さんの東三河地域への想い、農業者たちを応援したい という強い気持ちが伝わってきました。‘地域の役に立ちたい’と、言葉では簡単に発することはできますが、実際に行動することはとてもエネルギーがいることだと思います。
村井さんは自らが勉強し、野菜ソムリエの資格を取得したり、自分の足で農家さんへ出向き、力を貸しているそうでとても感銘を受けました。
今後、食卓に並ぶ野菜を見て、口にした時、今日うかがったお話が頭をよぎると思います。食に対するありがたみと美味しさをより一層感じられると思います。
いろいろなお話をお聴かせくださり、ありがとうこざいました。
▼季節誌「しずく」2016年春号
